自動巻の時計を常に巻き上げてくれるウォッチワインダーって便利ですよね
買ったはいいもののローターでゼンマイを巻き上げる方向が右なのか?左なのか?解らない事って多いですよね
これって結構良く聞かれるご質問なんです
購入時に聞いたもののしばらく忘れてしまう事って多いですね
そんなときに便利なサイトをご紹介いたします
ウォッチワインダーの老舗と言えばアメリカ・ノースカロライナ州にあるORBITA(オービタ)社で、その公式サイト内に回転方向のデータベースが掲載されているんです
ORBITA社公式サイトはこちらです
例えば、このオーヴァーシーズクロノグラフ 49150/B01A-9097を持っているとしましょう
上記をクリックしサイトへ移動すると、Search by Brandsという検索枠にVACHEORNと入力してみます
すると下記の画像の様なリストが表示されます
Modelにはキャリバーナンバーかモデル名、Movement or Caliberにはムーブメントの種類、Turn Directionは回転方向が表示されます
このオーヴァーシーズクロノグラフの機械の種類はCal.1137で、合致するのは10行目にあるのがわかります
回転方向にはCWと書かれており、clockwiseの略です。
clockwiseとは時計回りという意味ですので。時計が時計回り(右方向)に回るようにセットしてあげる事で、ローターでゼンマイを巻き上げる事が出来ます
ちなみにbothとは両方向、CCWとはcounter clockwiseで反時計回りという意味です
bothは両方向なので両方向回転またはどちらの回転でも巻き上がります
一覧の一番右端にTurn per Dayとあるのは24時間の回転数を設定する事が出来る機種の場合、表示されている回数に併せて設定をしてください
TBDとはTo Be Determined(未定)の略なので、ORBITA社ではまだ解らないという意味になります
ウォッチワインダーを使うなら、一度止まったりすると調整が少し面倒なパーペチュアルカレンダーやアニュアルカレンダーがお薦めです!
こちらはパテックフィリップのアニュアルカレンダークロノグラフ 5905Rです
慣れてしまえば合わせ方はさほど難しくは無いのですが、間違った時間に操作をすると故障が怖いですからね
キャリバーの種類はCal.CH 28-520 QA 24Hです
ではサイトで検索をしてみると下記の通り表示されました
CH28から始まるキャリバーは全てCCW=反時計回りになっていますので、ワインダーには時計が左に回転するようにセットしてあげましょう!
といった感じで、今回は自動巻きの時計をウォッチワインダーにセットする時の方向についてのブログでした
もしご自身がお持ちの時計のキャリバーの種類が解らないというときや、TBD=不明となっている時は輸入元のサービスセンターに聞かれることをお勧めいたします~
それでは素敵な時計ライフを!
倉本でした👍