ブランドの 名前の由来 知りたいな

  • 投稿日:2022年08月26日


こんにちは、中野ブロードウェイの時計店「れんず」です。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。私は元気です。
今日もうきうきウォッチングな私ですが、ただひとつ気になっていることがあります。

時計ブランド名の語源や由来が知りた~~~い!!

これです。題名を5・7・5にしちゃうレベルです。

というわけで、今回は数々のブランド名の語源や由来を調べてみましょう。私と一緒にまたひとつ、知識を刻みましょうね。♡

ROLEX

こちらのお髭がキュートなおじ様がハンス・ウィルスドルフさん。
ROLEXTUDORの創始者です。すごいですね。
このおじさまが、「短くて、どの国の言語でも発音しやすくて、しかも記憶に残りやすい上に、刻印したとき美しく見えるような名前」を考えていたそう。
数々のアルファベットの組み合わせを考えた末、何百という候補の中が浮かびます。そのから選び抜かれたのが……というわけではありません。なんとある朝馬車に乗ってぼんやりしていた時、天啓のように「ROLEX」という名前が降りてきた!とのこと。
「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」という言葉がありますが、まさに彼を指す言葉のように聞こえますね。

私個人としては、「どの国の言語でも発音しやすい名前を」という考えに至ることってすごいよな~と感じました。ブランドを立ち上げるにあたって、自分のブランドが世界中に広がることをイメージしていないと至らない発想だと思います!

よって、ROLEXは「短くて、どの国の言語でも発音しやすく、しかも記憶に残りやすい上に、刻印したとき美しく見えるような名前」を考えた末、創始者が辿り着いた造語であるということがわかりました。素敵です。

出典:https://www.rolex.com/ja/about-rolex-watches/1905-1919.html

ロレックスの時計をもっと知りたい方は → https://www.renzu.jp/shopbrand/003/X/

TUDOR

ちなみにTUDOR(チューダー、チュードル)の由来は、イングランドの名門「チューダー家」から来ていると言われています。
ROLEXの廉価版として、富裕層ではなくても気軽に使ってほしい。そんな思いから、民衆に馴染み深かったチューダー家から名前を取ったのだそうです!

参考:https://www.tudorwatch.com/ja/inside-tudor/history

チューダーの時計ももっと知りたい方は → https://www.renzu.jp/shopbrand/042/O/

OMEGA

Ω(オメガ)」とは、ギリシャ文字の最後の文字。アルファベットでいうZにあたる文字ですね。
一番最後、転じて「最高の達成」という意味を込め、ブランドの名前として付けた……という話だと、実は少し足りません。

1894年に発表された高性能ムーブメント「19型キャリバー」にこの「オメガ」の名が付けられ、その後ブランドの名前にもなったとのこと。格好いいですね。

よってオメガの語源はギリシャ文字から。素晴らしい功績を称える意味を込めて名付けられたブランド名だということですね。

出典:https://www.omegawatches.jp/ja/chronicle/1894-omega-is-born

オメガの時計をもっと見たい方は → https://www.renzu.jp/shopbrand/006/O/

TAG Heuer

今では「タグホイヤー」の名で親しまれていますが、創設当時は「ホイヤー」という名前でした。
1860年、エドワード・ホイヤーによって創設されたホイヤー。非常に分かりやすい名前ですが、じゃあ「タグ」って何? と思うのが当然の流れですよね。

ある時、標準的な機械式時計の100倍の精度を誇るクォーツ時計が開発されるという大革命(クォーツショック)により、数々の時計ブランドが倒産の危機に陥るという出来事がありました。
そんな中、ホイヤーも例に漏れず資金難に陥っていました。そこをTAGという投資会社の子会社になることで資金援助を受け、持ち直します。その際に社名を「TAG Heuer(タグホイヤー)」と改めたのです。
ちなみにTAG社はサウジアラビア、ホイヤー社はスイスの会社なので、ロゴの色はそれぞれの国旗の色から取られたものだといわれています!

よってタグホイヤーは創始者と、ブランドを支えた会社の名前から来ていました。
他には「パテックフィリップ」「オーデマピゲ」「パネライ」なども、創始者の名前から名付けられたブランドです。

出典:https://www.tagheuer.com/jp/ja/

タグホイヤーの時計をもっと見つめたい方は → https://www.renzu.jp/shopbrand/009/O/

SEIKO

私は思いました。「セイコー」は日本のブランドなのだから、きっと「精巧」から来ているのだろうと。

大当たりでした。

セイコーは1881年に「服部時計店」という名で始まり、のちに「精工舎」として掛時計の製造を行うように。
もしかしたら、おばあちゃんの家にかかっていたあの掛時計は精工舎のものだったりするのかもしれません。人生における伏線回収みたいでわくわくしちゃいますね。
そんな精工舎、1923年の関東大震災により全焼最悪です。しかしめげずに復興に取り組み、翌年の冬には「セイコー」として再スタートを切ったのでした。これで一本映画作ってほしいです。
この時、「精巧な時計を作る」という原点に立ち返ったんですね。初志貫徹。徹頭徹尾。首尾一貫。サイコーです。

ちなみにセイコーは、先程出てきた「クォーツショック」を引き起こした、世界初のクォーツ時計を作ったブランドでもあります。
大きく時計界を揺るがすことになったクォーツ時計。セイコーはこの特許を公開し、世界中にクォーツ時計とその技術を広めたのです。ですよね。

出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/special/heritage

セイコーの時計ともっと仲良くなりたい方は → https://www.renzu.jp/shopbrand/ct83/

IWC

 

IWC。これはいったい何の略語なんでしょう。こちらでした。

International・Watch・Companyインターナショナル・ウォッチ・カンパニー

そのまま訳すと国際的時計会社。わっかりやすい! 嬉しいです。
わかりやすいってそれだけで好感度高いですよね。
やや話が逸れますが、創設者のフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズを始めとして何度か経営者が移っていきます。
その中で登場するエルンスト・ヤコブ・ホムバーガー氏(画像のお方です)。
パイロット・ウォッチポルトギーゼなど、今も長く愛される基礎を作り上げた、いわばIWCを大きく発展させた人物。

名前がハンバーガーみたいでめっちゃ好きです。

出典
https://www.iwc.com/jp/ja/company/history.html
https://press.iwc.com/ja/time-shapers-ja/

IWCの時計をもっと凝視したい方は → https://www.renzu.jp/shopbrand/016/O/


ちなみに

さて、ここまで色々なブランド名、社名の由来をいくつか抜粋して追ってきました。
ここで、「ところでなんで時計屋さんなのに『れんず』なの??」と思った方、いるんじゃありませんか? 私もです。
なので単刀直入に「なんでれんずって名前なんですか?」と聞いてみました。

偉い人「ラ行で始まる柔らかい印象の店名にしたかったんだよね!」
私「なんでラ行なんですか?」
偉い人「娘の名前がラ行だから!」

いい話~~~

私そういうの大好きです。


さて、抜粋していくつかのブランド名の由来、語源を見ていきましたが、やはり創始者の名前由来が多かったですね。
その他は「分かりやすさ」が重視されていたと思います。わかりやすいってそれだけで好感度高いですもんね!(2回目)
私も見習って、どんな方にでもわかりやすい記事を書いていきたいな~~と! 思います!!

なお、弊社ブログ、実のところほぼ全員のスタッフが思い思いに自由~~に書いているので、ネタ被りがどうしてもちらほらあるかと思われます!!!
そのあたりはですね、皆様の寛大な心でゆるしてください♡
記事の下の方に執筆者を記載してある(はず)なので、「この文章ええやん」と思ったらシェア!
よろしくお願いします。
そして他の記事も読んでみたり、周辺の方に広めてみたりしてくださいね! 私が喜びます!

では、今回はこのあたりで失礼します。
またお会いしましょう♡

この記事を書いた人→NY


 

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