2023年1月31日にグランドセイコーから2023年最新の世界限定モデルが発表されました
”グランドセイコー エレガンスコレクション セイコー腕時計110周年記念モデル 世界限定500本”という希少なコレクションです。
セイコーの創業は1881年に時計の販売と修繕事業を開始した事に始まり、翌年の1882年からは掛け時計の製造を行いながら、1913年に発表した国産初の腕時計『ローレル』を完成させました。
そのローレルの発表から110年を経過した事を記念したグランドセイコーの限定モデルとなります。
世界的な人気の高まりを見せるグランドセイコーですが、この限定モデルの国内の割り当て数は100本のみと通常に比べ極端に少なくなっており、競争率がかなり高いモデルであると容易に推察できます。
画像出展:https://www.grand-seiko.com/jp-ja/news/20230131
初代グランドセイコーのデザインと日本の伝統技法を多く用いた、日本ブランドらしい特別仕様の記念限定モデルです。
こちらが初代グランドセイコー。
奥行きがあり艶やかなブラックの文字盤は、日本古来の伝統技法でもある漆芸を採用。
希少な国産漆を採用、乾きが早く扱いが困難ですが、海外産に比べ耐久性や耐光性に優れており、グランドセイコー専用に調合した黒漆は鮮やかな発色を長年に渡り保ち続けるとされています。
塗っては磨きを繰り返す漆芸ですが、平面ではなくボンベ状のダイヤルに漆を均一に塗布し磨き上げる工程には、さらなる高度な技量が必要とされています。
生産量が限られている日本産の希少な黒漆を使用している事も、生産数が極端に少ない理由の一つでしょうか。
また黒漆を塗布したダイヤルのインデックスとロゴには金沢の加賀漆芸家の田村一舟氏による高蒔絵が施されています。
黒漆を塗り重ね盛り上げた1~12時のインデックスとグランドセイコーのロゴの上に金粉を蒔き、筆先のみで丹念に磨き上げるという技法が用いられています。
ケースとバックルにはグランドセイコー独自のブライトハードチタンを採用しています。
ブライトハードチタンは、チタンと同等の軽さはもちろんの事、耐蝕性に優れステンレスの約2倍の硬度という傷の付きにくい素材となります。
従来のチタンに比べても白味が強く美しい色味も特徴で、軽さと美しさが両立された先進素材です。
ストラップには武士の鎧兜を編み上げた日本の伝統手法である、鎧織(よろいおり)を採用を製作されています。
ムーブメントにはクラシカルな趣で人気のSBGW001やSBGW231などで採用される、3日巻きのメカニカルムーブメントCal.9S64を搭載。
限定数が記された裏蓋はスケルトン仕様となっており、美しく仕上げられ精緻な動きを続けるムーブメントの様子も愉しむ事も出来ます。
交換用として上質で柔らかなレザーストラップが付属しています。
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商品詳細
型番:SBGW295
希望小売価格:1,815,000円(税込)
素材:ブライトハードチタン
ケースサイズ:38mm
ムーブメント:手巻き Cal.9S64
限定本数:500本(日本国内100本)
発売予定:2月24日(金)
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文字盤の政策に携まった田村一舟氏は、これまでにセイコーのプレザージュの漆ダイヤルも手掛けています。
そういえば、グランドセイコーの限定モデルの人気の高まりを見せたのは、2011年にセイコー創業130周年を迎えた事を記念した限定モデルRef.SBGW033に始まったと言えますね。
このモデルも初代GSをベースとした復刻限定モデルで当時も今も人気が高いですが、今回の限定モデルもかなり人気が高くなると思います。
1月の最終日に発表されたばかりの限定モデルは如何でしたでしょうか。
日本のブランドらしくダイヤルからストラップに至るまで、日本古来からの伝統技法や工法を多く用いた拘りの詰まった限定モデルに仕上がっています。
前述の通り世界限定500本のうち、日本国内ではたった100本の割り当てという大変希少なモデルで、なかなか入手が困難な事と思います。
弊店の様な二次流通店ではおそらく定価以上!?となる事でしょう。
予約の受付があるのか、どの店舗様で取り扱いがあるのかなど記載がありませんが、お早めにお問い合わせされることをお勧め致します。
入荷次第で下記ホームページにてご案内させていただきますので、ぜひ公式通販ページをご覧ください。
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