時計ブランドの国際保証書・取扱説明書などの付属品について

  • 投稿日:2022年10月16日

腕時計を購入するにあたり、これまでは普通に付属品として付いてきた国際保証書や取扱説明書

しかし、ここ最近になり一部のブランドでそれらを付けるブランドが少なくなりつつあります

現状、解っている限りの情報を以下に記してみます

ウブロの状況

ウブロはこういった点についていち早く導入をしており、かれこれ10年ほど前から公式ホームページ上でダウンロードする仕様となっていました

海外で販売されるお品、いわゆる並行輸入で入荷するお品の多くは説明書は付いていませんでしたが、日本の正規品には独自に作成するのか付いる事が多かったですね

またウブロは2年ほど前から国際保証カードを廃止しており付属致しません

e-warrantyという仕組みを採用する事で保証書を廃止ししています

e-warrantyとは何かというと、お手持ちのスマホに専用アプリをダウンロードし、アプリを起動し時計の裏面をカメラで読み込むことで、お手持ちの時計の情報を確認する事が出来るというものです

ウブロe-warrantyの詳細についてはコチラ➡https://www.hublot.com/ja-jp/news/hublot-e-warranty

iphone用アプリはコチラ➡https://apps.apple.com/jp/app/hublot-e-warranty/id1500250340

Android用アプリはコチラhttps://play.google.com/store/apps/details?id=com.hublot.ewarranty.prod.b2c&hl=ja&gl=US

画像引用:https://www.hublot.com/ja-jp/news/hublot-e-warranty

ノモスの状況

最近ではノモスも説明書が付いていないものが増えました

特にノモスのお膝元でもあるドイツで仕入れたものは既に付いていません

先日、気になったので正規輸入元様に問合せしたところ、海外では説明書は付けていない国が増えているが、日本は独自に制作し付けるようにしているとのご回答を頂きました

非常に簡易的ではありますが、ノモスの公式ホームページには使い方が明記されていますので、こちらを参考にしてくださいという事なのでしょう

ノモス公式ページのユーザーガイドページ➡https://nomos-glashuette.com/ja/on-our-watches/usage-and-care

ロンジンの状況

つい最近、ヨーロッパで買い付け入荷した商品には説明書が付いていない状況です

こちらも公式ページ内にダウンロード専用ページがありますので、説明書を添付するのは廃止しダウンロード形式を執っていくようですね

ロンジン公式ページ内の説明書専用ページ➡https://www.longines.com/jp/user-manual

シャネルの状況

シャネルについても説明書は廃止する方向という情報がございます

下記のオフィシャルサイト内にユーザーガイド専用ページが設けられているので、そちらで確認するという形になると思います

シャネル公式ページ内ユーザーガイドページ➡https://www.chanel.com/jp/watches/user-manual/

IWCの状況

2022年12月に入りヨーロッパの買い付け先より、説明書が付属しなくなったという連絡がございました。

IWCについても国によっては既に廃止されたという事になります。

各モデルの取り扱いについては商品ページ内にてご参照頂くようになります。

各モデルのページ内→詳細→時計のお手入れ→公式文書→マニュアルを表示をクリックしていくと下記のページまで進みます

https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/pilot-watches/iw377730-pilot_s-watch-chronograph.html

こちらのページでは型番から該当の説明書を検索する事も出来ます。

https://www.iwc.com/jp/ja/services/manual-search.html

2022年国際保証書について

当たり前のようについてきた保証書も先に述べたウブロが廃止したように、今後はWEB上で管理する事が多くなっていくと思われます

IWCやジャガールクルトなどリシュモングループについては、保証書は発行するもののWEB上でお手持ちの時計の情報(シリアルナンバーや販売日)が管理されているので、万一保証書を紛失した場合でも保証期間であればメーカー保証は問題なく適用されるようです

以前は保証書を紛失してしまうと、保証期間にも拘らず保証対象外となってしまう心配が無いというのは嬉しい点ですね

この様にメーカーのシステム内で情報が管理されることが多くなっていくと思われるので、今後は国際保証書が廃止されるブランドは増えていく傾向でしょうね

オーデマピゲやブライトリングをはじめとするブランドでは、保証書に発行日が書いていないモノも多数見受けられますね

今後の付属品について

時計が高級なので重厚で大きなボックスも嬉しいのですが、少し大きくなり過ぎましたよね・・・💦

ブライトリングなんかはかなり小さいものに変更しましたし、その他のブランドも小型化が進んでおりますので、小型化にシフトする事が増えていくはずです

販売店側としても小さくして頂かないと置き場所に困ります

多くのブランドは公式サイト内に動画を含めたユーザーガイドや、説明書をダウンロードできるページがございます

ロレックスなんかも説明書とを廃止するとかしないとか!?という噂も耳にします

説明書って各国の言葉に翻訳し、一つ一つの時計に必ず一つの付けなければならない、新しいムーブメントが出ればそれに合わせた説明書を作り印刷をし直す必要がある・・・どれだけ膨大なコストが掛かるか・・・😢

ダウンロードできる環境があるのであれば、それで事は足りますから無くなっていくのは当然のことかもしれませんね

最後に

豪華な箱、保証カード、説明書など、これらは普通についてきていたものなので廃止され無くなるという事には少し慣れが必要かもしれません

しかし限りある資源をどう保護し大切に使っていくのかという事を考えなければならないも事実です

別の方法で管理する事、閲覧・確認する事が出来る方法があれば、廃止へと移行していくのは当然の流れなのでしょう

私たちもどのブランドが廃止されたのかなどの情報がまだまだ乏しいですが、最新の情報にアップデートし皆様と共有できたらと思っています

なお、最近変更となったブランドはまだまだ混在している状況かと思いますので、もし弊社取扱商品で説明書が付いているのかいないのかなどが気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

 

それでは倉本の思い立って10分で書くブログでした

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