2023年1月21日のブログで既にご紹介済みですが、カルティエより2023年の最新モデルとして発表されたタンクフランセーズが入荷してまいりました。
旧型のSMサイズの在庫もございましたので、新旧比較をしてみようと思います。
タンクフランセーズとは
1996年に誕生して以来、長きに渡りカルティエのアイコン的コレクションと敷いてラインナップを続けてきたコレクションです。
1916年にルイ・カルティエが、戦車のキャタピラに着想を得てデザインした”タンク”が起源となり、多くの女性の手元を飾ってきた人気モデルです。
滑らかな装着感のブレスレットや、そのデザインからは腕時計というよりもアクセサリー感覚で着けられるのも魅力です。
発表から27年もの間、デザインの変更が行われることはありませんでしたが、誕生から27年目を迎えた2023年に大幅にデザインや仕様が一新され新作として発表されました。
新旧比較
今回入荷したのはレディースモデルのSMサイズになりますので、さっそく比較してみる事にしましょう。
まずは正面から見てみると、やはり一番の大きな相違点と言えば文字盤のカラーですね。
右側がこれまでのモデルですが、少しラメが入ったようなアイボリーともシルバーともとれるシルバーダイヤルにインデックスはブラックでペイントされたローマ数字でしたが、左側の新作は明らかなシルバーでインデックスは文字盤より少し浮き上がったミラー仕上げのローマ数字となっています。
時計のサイズは旧型は25(縦)*20(横)ミリで新作は25.7*21.2ミリと、ほんの僅かに新作の方が大きくなりました。
ガラス部分の大きさ自体は15ミリ四方と変わりありませんが、ケース両サイドのベゼル部分が新作の方が幅が広くなった感が有りますね。
ケースの厚さは裏蓋の造りが変更となった関係で、旧型は6ミリで新型は6.5ミリと新型の方がやや厚くなっています。
またブレスレットの幅は旧型は14.5ミリで新作は15ミリ、厚みや旧型が2.7ミリで新作は2.8ミリとなりました。
いずれも新型の方が大きくなりましたが、並べて見比べてみて解る程度のサイズ感の違いです。
見慣れている方にとっては結構な違いに感じられるかも知れません。
正面からではなかなか解り難いのですが、ブレスレットのデザインも一新されています。
旧型では平面的なデザインでしたが、新作では緩やかなアーチを描いており、腕にはめた時に滑らかで綺麗なカーブを描くようなデザインへと変更されています。
時計を外して保管する際に文字盤を上にして時計を置く方も居らっしゃると思いますが、旧型はブレスレットが完全に折れ曲がりますが、新作ではブレスレットの構造上から曲がり切らないため写真の様になってしまいます。
バックルとの干渉により裏蓋に傷が付きやすいので、この様な置き方は本来は推奨しませんが、新作の方は文字盤を上に向けて置いてしまうと、ブレスレットを押し潰してしまう可能性がありますので、時計は横向きに置き保管される様にしてください。
重量では、旧型が62グラムで新型は63グラムとサイズの大きくなりましたが、重量には大差がございません。
これは未調整の時点でのブレスレットの内径は旧型が16.5cm程度で、新作は15.5cmと新作の方が約1cmも小さくなった事が影響しています。
最近は未調整時点でのサイズが小さくなっているものが多くなっているので、通信販売で購入される際にはブレスレットのサイズはご注意ください。
タンクフランセーズと言えばカボションが先端に付いた多角形のリュウズも特徴の一つ。
旧型でもシルバー文字盤のダイヤルにはブルーをピンクシェルにはピンクのスピネル、ダイヤモンドがセットされたモデルにはダイヤモンドをセットするなど、目を惹くポイントであり新作でも引き継がれています。
リュウズの形状は変更となっており、旧型では8角形でしたが新型では7角形となり、指の先端が掛かる面積が広くなった新型の方が操作感が向上した印象があります。
新作はケース幅が少し広くなったからかケースサイドにスリットが入っており、リュウズの張り出しが少し抑えられており、デザイン性の向上はもちろんですが、張り出したリュウズがどこかにぶつかり破損してしまう事も軽減できる様になっております。
新旧比較はいかがでしたでしょうか。
時計の顔でもある文字盤のカラーが変更となった事で、印象はガラリと変わった感が有りますね。
本日現在のところ新旧共に新品の在庫はご用意しております。
旧型の新品の流通は無くなっていくでしょうから、旧型をお探しの方はお早めにお求めください。
なお、ロングセラーモデルですので、ユーズド品であれば比較的お求めしやすいと思います。
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