こんにちは、中野ブロードウェイの時計専門店「れんず」です。
本日入荷いたしましたお時計の中にやたら目を引くお時計があったので、ちょっとスポットライトを当ててみたいと思います。
オメガ シーマスター ダイバー 300M コーアクシャル マスタークロノメーター ブラック 210.92.44.20.01.003
こちらです。
いや、黒。
松崎しげるさんのお友達かもしれません。
ここまで徹底して黒いと何だか面白くなってきますが、私の疑問はひとつ。
こんなに黒くて時間見えるの?
そりゃあ見えなきゃ時計として販売できないだろうというお声もあるかもしれませんが、百聞は一見に如かずといいますので、見てみましょう。
結構見える!!
納得しました。黒くても見えます。黒!というよりはダークグレーに近いかもしれません。
なんといいましょうか、チョコレートアイスの中にチョコチップやチョコクッキーが入っていてもちゃんと分かる!みたいな、そんな感覚に似ている気がします。
サイトに載せる写真は余計な写り込みなどがないように特殊な環境で光を当てながら撮るため、お時計によってはうまく色味が表現しきれないこともあるのですが、結構違って見えるのではないでしょうか。
こう考えるとネットショップでお買い物をしていただくのって結構勇気いりますね。
当店には返品制度があるのでまだしも、実際にお時計を手に取れない状態でのお買い物は不安もあるよな~なんて思いました。
皆様そんな中いつもありがとうございます。
さて、話が逸れましたけれども。
全身黒尽くしで格好良いのは認めますが、なんかこう、海の中や夜など、暗いところでは見えないんじゃない?
ダイバーズウォッチって暗い場所での視認性とか大事なんじゃないんですか?
そう思い、オメガの公式ページを読んでみると「スーパールミノバ塗ってあるから見えるよ」(意訳)とのこと。
ほほう。ならちょっと暗いところへ連れていってみましょう。
スーパールミノバは蓄光性の夜光塗料なので、どうなるんだろう(光るんだろうな)……と思いつつ、光をチャージさせて暗所へ置いてみました。
うおお~~~~~!
何だか夏休みの自由研究が成功したときのように嬉しくなっちゃいました。
ご自宅にお子様がいらっしゃる方はぜひ参考にしてください。
ぽやーっとグリーンに光っています。綺麗ですね!
ベゼルの12時部分にもドットがあり、ベゼルを回転させてもちゃんと分かるようになっております。これで気の済むまでかちかちぐるぐるしても大丈夫です!見えます!
ケース、ベゼル、リュウズや文字盤の波模様まで全てブラックセラミックを使用しており、文字盤中央とラグ裏にはZrO2の文字がありました。
ZrO2って何?
ZrO2とはZrとO2がくっついている様子、つまりは「二酸化ジルコニウム」の化学式。
沢山の種類があるセラミックの中でもジルコニアを採用していますよ!という意味ですね。
なんだかちょっと賢くなったような気分です。得しました。
なお、スーパールミノバにはアンスラサイトという石炭の仲間を混ぜ込んであり、そのおかげでちゃんと黒でありながら、暗いところでは蓄えた光をしっかり発するんですね。素敵です。
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そんな圧倒的ブラックなこちらのモデルですが、8つの試練を乗り越えた時計にのみ与えられる「マスタークロノメーター」の証明書を持っています。
METASと呼ばれるスイスの認定局が保証するこの時計は、15000ガウスもの磁場に耐性を持っており、ロレックスの耐磁性が売りであるミルガウスでさえ1000ガウスまでの耐磁性だと聞けば、この凄さが伝わるのではないでしょうか。
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オメガのシーマスター、「ブラックブラック」。
ただ黒いだけではないすごいヤツでしたね。
このような真っ黒!!の他にも、真っ白!!真っ青!!真っ赤!!!!みたいな時計があればぜひ見てみたいものです。
今回取り上げたブラックブラックは、こちらからもご覧いただけます。
黒ずくめのシーマスター、ぜひご覧になってくださいね!
(黒ずくめで海って、今年のコナンの映画っぽいですね!!)
→ https://www.renzu.jp/shopdetail/000000006435/
NY