ジャガールクルトのレベルソはいかがですか?

  • 投稿日:2021年10月03日

皆さん、こんにちは! 社員Oです。
最近ジャガールクルト、中でもレベルソへのお問い合わせを多く頂きます。
そこで今回はレベルソの魅力と共に、ジャガールクルトの歴史もお伝えしたいと思います。

ちなみに私社員Oはレベルソ愛用者です! ご安心下さい☺

真のマニュファクチュール、ジャガー・ルクルト


出典:https://www.jaeger-lecoultre.com/jp-ja/our-maison/manufacture-since-1833/vallee-de-joux

スイス、ジュウ渓谷、ル・サンティエ村には数多の時計ブランドが集まっています。

ジャガー・ルクルトもその一つです。創業者アントワーヌ・ルクルトはジュネーブの時計学校で学んだ後、1833年に自らの工房を故郷ル・サンティエに構えました。
ちなみに、工房設立以前にスチールから小さな部品を正確に切り出せる工作機器も開発。そして、有名なミリオノメーターという機器も開発しています。

ミリオノメーター

ミリオノメーターはミクロン単位を測定できる史上初の計器として発明された革命的計器です。 この機器により、ジャガールクルトは他社と比較にならないほど精緻な部品製造を可能とし、後に時計製造の歴史を変えた発明とも言われるようになりました。

竜頭巻き時計

1847年には「竜頭巻き時計」を発明し、1851年にロンドンで開催された第1回万国博覧会において精密機械分野での業績が認められ、金賞を受賞しています。

巻き上げとセッティングにを必要とする懐中時計が主流の時代、リューズ一つで操作出来る時計は世界に衝撃を与えました。

時計の機能を切り替えるレバーの作動には、鍵の代わりに小さな押しボタンが使用されています。
他の時計メーカーでもこのシステムを迅速に導入できるよう、ジャガー・ルクルトはこのシステムの特許を取得していません
※当時は様々な職人が鍵を必要としない機構に挑戦していました。1944年頃にはパテック・フィリップ社の創始者であるアントワーヌ・パテックが、当時「リューズ巻き上げ、時刻合わせ」の機構を開発していたジャン-アドリアン・フィリップと出会っています。リューズによる操作機構も、側面リューズ式やケース背面リューズ式等、様々な種類が存在します。

こうした先人達の努力が現代の時計業界を支えているんですね。

ちなみに1907年、ルクルト製キャリバー145が厚さ1.38mmという世界で最も薄いムーブメントの記録を樹立。
今現在も懐中時計用ムーブメントとして最も薄い記録を保持しています。

誕生から90年が経過したジャガールクルトのアイコン、レベルソ

レベルソはジャガールクルトの創業から約100年が経過した1931年に発表されたコレクションです。
誕生のキッカケになったのは、1930年代にインドに駐在していたイギリス人将校からのある要望でした。

それは「腕時計をつけながらポロをプレイしているとスティックが当たりケースが壊れる危険がある、なんとかならないか」というものです。この要望を受けてジャガールクルトは、ケースを保護できる腕時計の開発に着手しました。

その結果、ポロのプレイ中は腕時計のケースを反転させて金属面を表にしておけば、スティックが当たってもケースを守ることができるという発想が生まれ、のちのレベルソの礎となりました。

開発当時のレベルソの裏面はすべてステンレスケースバック仕様であり、基本的に表面のケースを守ることに重点が置かれていました。
しかし、時代の移り変わりとともに風防はプラスチックからサファイアクリスタルに変わるなどのモデルチェンジが行われ、現代ではケース両面に文字盤をあしらったデザインも登場しています。

当店商品からオススメのモデルを御案内致します(*^^*)

(販売済みの品も御座います。ご了承下さいませ)


レベルソ トリビュート ムーン
型番:Q3958420 商品コード:J2946

1931年に製造されたオリジナルモデルのデザインをインスピレーションに、デュオのコンセプトを採用したムーブメントです。
表面のシルバー色文字盤にはブルーのバーインデックスがあしらわれています。手作業でハンマードされたムーンディスクが星空を背景に月の満ち欠けを表示しています。
繊細な針の先にあしらわれた三日月は、日付を指し示しています。

裏面のダイヤルは第2時間帯の時刻を表示します。青味を帯びたブルー文字盤はクルー・ド・パリ ギョーシェ仕上げ、中央部分はオパーリン仕上げです。
デイ/ナイト表示は、太陽と月を備えて天体の動きを映し出し、古き良き時代のロマンを感じさせてくれます。


レベルソ クラシック ラージ デュオ スモールセコンド
型番:Q3842520 / 215.2.D4 商品コード:J3782

前作の自動巻きモデルから手巻きにモデルチェンジされた定番デュオモデルです。
このGMT機能に加え、シルバーグレーとブラック、表裏で異なる表情を見せてくれます。

有名な黄金比率を踏襲したこのモデルは、レベルソコレクションの特徴であるアールデコ スタイルの優美さを体現していると言えるでしょう。

アールデコ

アールデコとは、1910年から30年代にかけてパリを中心に栄えた装飾様式のことです。
アールヌーヴォーと対称的に見られることが多い様式です。アールデコは直線的で幾何学模様がベースになります。機能的で合理的に作られたものが多いのも特徴です。

アールデコの流行とカルティエ

余談にはなりますが、同じレクタンギュラー型時計で人気のタンクシリーズを展開するカルティエアールデコには強い繋がりがあります。

1800年代後半の欧州では、産業革命やラファエル前派の流行を経てアールヌーヴォー全盛期でした。
植物や花、動物など有機的なモチーフ(時代は異なりますがモリスのような柄をイメージして下さい)、自由な曲線を用いた装飾、ガラスや鉄といった近代的素材が利用されていました。

カルティエ創始者であるルイ・カルティエは左右対称を好み、アールヌーヴォーを好まなかったため、フランスの古美術・古典様式アラブやアジアの美術品などを収集し独自の研究を行いました。

その後、明確なラインと対称的な構成を持つガーランド・スタイルを確立し、1914年に発表した時計「タンク」はそれまでの曲線的でエレガントなアールヌーヴォーとは異なり、直線的で近代的なものでした。

やがてそれはアールヌーヴォーに代わってトレンドとなり、ルイ・カルティエはアールデコスタイルの先駆者となったのです。
アールデコ・スタイルの特徴は現代都市生活に適した実用的なもの、直線的・幾何学的なデザインです。
このようにカルティエの各モデル、特にタンクシリーズなどはアールデコの特徴が色濃いモデルです。

その他に、パテックフィリップゴンドーロなどもクラシックとモダニティの見事な融合を果たした、大人のアールデコな時計です。


レベルソ クラシック ミディアム スリム
型番:Q2518540 / 222.8.47 商品コード:J3780

こちらはクォーツ式のモデルで、使いやすいサイズ感とシンプルなデザインが魅力です。
レベルソはストラップのバリエーションも豊富で、パネライの様な楽しみ方も出来ます。

レベルソ クラシック スモール デュエット
型番:Q2668130 商品コード:J3797

表のオーソドックスなデザインに対し、裏面はとても女性らしい意匠を採用しています。
全体のサイズは若干変更があり、より快適な付け心地が保証されています。
レベルソはモデルによりサイズも大きく変わりますので、出来る限り試着される事をオススメ致します。

気になるアイテム、ご質問などあった場合は、お気軽にお問い合わせくださいませ。

弊社HP →  https://www.renzu.jp/

レベルソ一覧→ https://www.renzu.jp/shopbrand/ct141/

このブログをシェアする