こんにちは!中野の時計店れんずです。
時計好きであれば一度は耳にしたことがある「クロノグラフ」。
腕時計の機構の呼び名ですが、この機構を搭載したモデルは人気が高く、
当店にも様々な種類の時計が並んでおります。
クロノグラフとはいえど、モデルによってそれぞれ違う印象を受けるのですが、
その理由の一つである「インダイアル」の配置について見ていきたいと思います。
インダイアルとは?
文字通り、文字盤内に配置された小さいダイアルのことです。
【サブダイアル】や【スモールダイアル】【カウンター】【レジスター】とも呼ばれます。
それぞれの時計が持つ機能によって、インダイアルが指し示すものが変わるのですが、
日付や曜日、月表示、ムーンフェーズ、スモールセコンドや30分積算計や12時間積算計など様々です。
左:【曜日表示】右:【月表示】下:【ムーンフェーズ】
上:【30分積算計】下:【スモールセコンド】左:【12時間計】
インダイアルの見た目~縦目と横目~
クロノグラフには、スモールセコンドや30分積算計・12時間積算計のサブダイアルが多く配置されています。
この何気なく配置されたように感じるサブダイヤルですが、
その並びによって呼び名もイメージも違ってきます。
横目インダイヤル
サブダイアルが、横に並んでいるものを「横目」と言います。
ザ・クロノグラフといった感じでしょうか。
クロノグラフに多く見られる正統派のインダイアルです。
ロレックスのコスモグラフデイトナやブライトリングのクロノマットがこのタイプのインダイアルです。
顔のようにバランスよく並んでいるからか、安定感を覚えます。
縦目インダイアル
サブダイアルが、縦方向に並んでいるものを「縦目」と言います。
タグホイヤーやIWCのポルトギーゼなどでよく見られるインダイアルです。
縦にサブダイアルが並ぶので、ロゴや文字が普段とは違う位置に配置されるためか、
若々しくお洒落な印象を持ちます。
見た目がシュッとして見えるのでスポーティーさも感じますね。
商品紹介
ここからは、当店にある商品をいくつかご紹介したいと思います!
オメガ
スピードマスター ’57 コーアクシャル マスタークロノメーター クロノグラフ
332.10.41.51.10.001
2022年の新作
シーマスターと並んでオメガを代表する人気を誇るスピードマスター。
1957年に誕生したスピードマスター1stをモチーフとし、デビューしたのがこちらの『スピードマスター 57』です。
サテン仕上げのタキメーターベゼルが1stモデルを彷彿とさせる逸品です。
前作の自動巻きから、今作は手巻きのcal.9906へと変更され、より薄いケースとなり、
ブレスレットにはオメガが特許を取得した2段階の微調整が可能なコンフォートリリースシステムを採用しております。
セイコー グランドセイコー
エボリューション9 コレクション スプリングドライブ クロノグラフGMT特選会 2023 限定モデル
SBGC261
2023年の新作
グランドセイコーの特選会にて特別に販売された限定モデルです。
氷点下の霧が樹氷などについて生まれる氷、「霧氷」をイメージして彩られたアイスブルーのダイヤルには、
透明感のある青いベゼルが備えられています。ムーブメントはスプリングドライブで、
クロノグラフ針も秒針と同じように滑らかなスイープ運針を行います。平均日差±0.5杪程まで精度を高めた、
Cal.9R96を搭載しています。
セイコー グランドセイコー
スポーツコレクション スプリングドライブ20周年&NISSAN GT-R 50周年記念モデル 200本限定
SBGC229
グランドセイコーが誇る独自のムーブメント「スプリングドライブ」20周年と、日産の高性能スポーツカー
「GT-R」50周年を記念した、コラボレーションモデルです。
回転錘にはGT-Rのロゴが刻まれ、秒針は車のメーターを思わせるデザインとなっています。
厚みのあるケースにはクロノグラフ、パワーリザーブインジケーター、デイト表記、GMT針と様々な機構が収まっており、
白と青が爽やかな、多機能スポーツモデルです。
タグホイヤー
カレラ クロノグラフ トゥールビヨン ブルー
CBS5010.FC6543
2023年の新作
カレラの60周年アニバーサリーを祝す、42mmサイズの「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ トゥールビヨン」が登場。
明るいオレンジの秒針が走るブルーダイヤルには、トーン・オン・トーンの「アズール」サブダイヤルとトゥールビヨンを
備えています。カーブを持たせたサファイアガラスと流れるようなフォルムで、幅広い角度からトゥールビヨンの美しさを
堪能することができます。
IWC
ポルトギーゼ クロノグラフ シルバー 青針
IW371605
2019年の新作
1998年に誕生したポルトギーゼ・クロノグラフの中で、ダントツの人気を誇る通称:青針。
シルバーダイヤルとブルーのインデックスと針が爽やかで上品な印象です。
46時間パワーリザーブのIWC社製Cal.69355を搭載し、バックスケルトン仕様となり2019年に新作モデルとして発表されました。
バックルは観音開き式(両開き)へと変更されました。
ブランパン
フィフティ ファゾムス バチスカーフ フライバック クロノグラフ
5200-0130-NABA
現存する時計ブランドの中で、世界最古の歴史を誇るのブランパン。ブランパンのダイバーズウォッチの歴史は、1953年に
フランス海軍の潜水部隊向けに”フィフティーファゾムズ”を作った事に始まります。近年人気のあるセラミック素材を使用
するなど、モダンなデザインのダイバーズウォッチに仕上がりました。
セラミック製のケースからダイヤルに至るまでブラックで統一、クロノグラフ針の先端には差し色の赤を採用した、クールな
印象のダイバーズウォッチです。
ロレックス コスモグラフデイトナ
ロレックス唯一のクロノグラフ搭載で、非常に高い人気を誇る「デイトナ」。
ロレックスといえば資産価値も高く、人気なプロフェッショナルモデルの中でも、
デイトナさらにはステンレス素材のものは別格。
まさに、キング・オブ・ロレックス‼
ということで、
当店に今いる、デイトナたちをまとめてみました。
スモグラフ デイトナ ホワイト
116500LN
2000年の前作のモデルチェンジ以降、世界中のロレックスファンが待ち望んでいた新作デイトナが、2016年に
バーゼルワールドで発表されました。ブラックのセラミック素材が採用されたベゼルによってより引き締まった
印象となり、日常使いの使用傷にも強くなりました。2023年に新型への移行に伴いディスコンとなりました。
コスモグラフフ デイトナ 逆6 S番 シャンパン
16528
1987年に満を持して発表された自動巻き式のデイトナ。
クロノグラフの名機エルプリメロをベースにしたCal.4030を搭載しています。18金イエローゴールドの高級感と
スポーティさを併せ持つ1本です。こちらは初期のデイトナにしか見られない、6時位置の12時間計の6の数字が
逆さまになっている大変稀少な「逆6ダイアル」となっています。
ロレックス コスモグラフ デイトナ A番 ピンクシェル
16519NA
スポーツロレックスの頂点に君臨するデイトナ。
前型までの手巻き式から、自動巻き式へと変更され1988年に発表されたモデルです。
ムーブメントはまだ自社製ではなく、ゼニスのエルプリメロをベースとするCal4030を搭載。エルプリメロをベースとする
デイトナは2000年に廃盤となりますが、生産終了から20年以上経過した今でも人気の高いモデルです。
ラグジュアリー感漂うホワイトゴールド製のケースに、淡いピンクのシェルにアラビア数字のインデックスのダイヤルを
組み合わせています。
コスモグラフ デイトナ アイスブルー
116506
スポーツロレックスの頂点に君臨するデイトナ。
最上位モデルに位置するプラチナ素材を採用するデイトナは、2015年のバーゼルワールドで発表されました。
淡いブルーが特徴のアイスブルーは、プラチナ素材のみに採用される特別なカラーで非常に人気の高い文字盤色になります。
艶やかなセラミック製のタキメーターベゼルはチェスナットブラウンを採用。
プレステージ性の高いモデルに仕上がっています。
コスモグラフ デイトナ ブラック
116503
ベゼルのタキメーター刻印のデザインをマイナーチェンジし2016年に発表されたイエローゴールドのロレゾールのデイトナ。
自社キャリバー4130を搭載しています。ステンレスとゴールドの組み合わせにより、ゴージャス感を味わるモデルです。
コスモグラフ デイトナ ホワイト×ブラック
116519
スポーツロレックスの頂点に君臨するデイトナ。
自社製Cal.4130が誕生した2000年に発表されたホワイトゴールド製のデイトナで、スポーティーさとエレガントさを併せ持つ
印象に仕上がっています。文字盤はホワイトをベースにインダイヤルにはブラック、インデックスにはアラビア数字を使った
通称パンダダイヤルと言われる人気の文字盤です。
最後に
サブダイヤルの中には、キャラクターのアイコンになっていたり、中の機構が覗けたりと本当に様々です。
ご紹介した時計の他にも、沢山のモデルがございますので、お気に入りの一本を探してみてはいかがでしょうか。
是非、「クロノグラフ」やお好きなブランドで検索してみてください。
それではまた!
中野の時計店れんずでした。