知っていますか? 実はたくさんある腕時計の針の種類!
時刻を知るために欠かせない表示部品である針。
時針・分針・秒針がありますね。
針の役割は、時刻の正確な読み取りや経過時間感覚以外にインデックスとの組み合わせによる見やすさとバランス、そして時計全体のスタイルとの調和が求められています。
さらに、もっと複雑な機構になれば、24時針、月齢針、アラーム針、パワーリザーブ針、クロノグラフ針…組み合わせも複雑です。
そんな、針の形状も様々な種類があるのでいくつかまとめてみました。
バー針
最もシンプルな形状。先端が平らな、棒状の針です。
ペンシル針
先端が尖った鉛筆のような形状から名付けられました。中央部分に夜光塗料を塗布しやすいので、ミリタリーウォッチに多く見られます。
リーフ針
細長い笹の葉に似た形状。繊細な印象を醸しだします。
ブレゲ針
天才時計師ブレゲが発明した針です。先端に輪がついているのが特徴です。
ドルフィン針
フランス王太子妃を意味します。万年筆の先端に似た形状を敷いています。
コブラ針
時針の先端がコブラの頭部のような形状。夜光塗料が塗布されており、ミリタリーウォッチやパイロットウォッチに多く使われます。
バトン針
先端がとがった、棒状の針。中央部分から先端に向かって徐々に太くなるのが特徴。カルティエなどに多く見られるデザインです。
メルセデス針
短針の先が自動車メーカー「ベンツ」のスリーポインテッドスターの形状をしています。
ダイバーズウォッチに多く見られ、夜光塗料が塗布されているのが特徴。
アルファ針
ギリシャ語のアルファベットで1番を意味します。ドルフィン針とも似ていますが、針の中央部分に向かって先がすぼまっているのが特徴です。
スペード針
針先がスペードの形をしています。
まれに時針・分針ともにスペード型の 針もありますが、おもに時針のみスペード型のものがほとんどです。
アロー針
針の先端が矢の形状をしています。矢印針とも呼ばれ、ダイバーズウォッチに多く見られます。
ローザンジュ針
「ローザンジュ」はフランス語でひし形を意味します。細長い菱形の形状です。
まとめ
針の形状は多種多様ですね。
デザイン性を追求したものもあれば、夜光塗料を塗布することを目的としてその形になったものなど様々でした。
針のデザインによって腕時計の印象も異なりますので、腕時計を選ぶ際にはぜひ針のデザインにも着目してみてください。
中場でした。