セイコーの機械式腕時計の特性とその魅力を伝える体験型の展覧会
【テンちゃんのひげぜんまい】に行ってきました。
「機械式」の時計は、電気を一切用いず、ぜんまいを動力源として針を動かす駆動機構であり時計の原点とも言えます。この展覧会では、機械式腕時計のパーツで最も重要な部分のひとつ「てんぷ」にちなんだ主人公「テンちゃん(猫)」が、飼い主(来場者)の動かなくなった機械式腕時計を分解、修理する様子をナビゲートしながら、機械式腕時計のしくみについて紹介しています。
この「テンちゃん」、ただの茶トラ猫ではありません。
よーく見てみると、額には「Ⅻ」、お股に「Ⅵ」、両腕両足に「Ⅱ」、「IIII」、「Ⅷ」、「Ⅹ」と
縞柄がインデックスになっています。
お腹から口周りの白い部分は長針のように見えますね。
そして、一本だけお髭がくるり。
かわいい。
場所は、原宿のSeiko Seed。原宿の駅からすぐ近くです。
入場
入場料は無料です‼
中に入ると、壁沿いにストーリーが展開されていました。
イラストに沿って進んでいきます。
「タッチアンドトライ」コーナー
実際に腕時計を操作したり、模型に触れることで
機械式腕時計の使い方やその特徴について体感することができます。
実際に手に取って「りゅうず」を巻く体験や、間近で「てんぷ」の動きを観察することができます。
大きな模型があることで、小さな時計がどんな仕組みで動いているのかがとてもわかりやすいです!
チクタクの音がでる仕組みも、「てんぷ」「アンクル」「がんぎ車」の模型を操作して体験できます。
「てんぷ受」やムーブメントに使われているルビーなど細かいパーツが展示されています。
大きなルーペもあるので、拡大してじっくりその造りを観察できます。
もっと進んで行くと、1つの機械式腕時計の中に入っている部品が、その名前やどこに使われているのか、どこを動かしているのかが分かるように展示されています。
小さい部品ですので、こちらもルーペで観察できます!
展示されていたのは、キャリバー4R37のムーブメント。総部品数は166点なのだそうです。
ムーブメントによって部品数は違うので、他のムーブメントの中も覗いて見てみたいですね。
撮影ブース
最後は、テンちゃんたちと写真が撮れるブースがございます♪
記念写真にどうぞ。
最後に
なぜオーバーホールが必要なのかや、チクタク音はどこからでるのかなども分かりやすく説明されていました。ムーブメントの部品についても深く知ることができたので、機械式腕時計が初心者の方でも楽しめそうです。スタッフさんが近くで解説もしてくれますし、質問もしやすく気軽に機械式腕時計に触れられる展覧会です。
SEIKOの機械式腕時計「PRESAGE」も数点展示されていました。
↑ストーリーに沿って歩いていくと、テンちゃんがこんなことになっていました。
一体何があったのでしょうね??
4か所にスタンプラリーがあり、ポストカードもつくれます♪
歩きながら探してみてくださいね。
この展覧会は6月4日まで開催されています。
機械式時計が初めても方も、腕時計が大好きな方も、小さいお子様も、楽しめます。
一度ご覧になられてはいかがでしょうか。
詳しい情報は、下記のURLからご覧ください。
https://www.seiko-seed.com/tenshairspring/
以上、本日は中場のブログでした。