ロレックスが正規認定中古をスタートというニュースが舞い込んできた

  • 投稿日:2022年12月02日

日本がスペインを撃破し一位で予選リーグ突破を決めましたね!

私はずっと寝ていましたが。。。

目覚めてYahoo!ニュースで日本対スペインの試合結果を知ったあと、懇意にしている同業の方からのLINEが届いていました。

それはロレックスがオフィシャルで中古品の取り扱いをスタートする、いや既にスタートしているという驚きの情報でした。

ロレックス正規認定中古の概要

私自身、最近は定価を調べるくらいしか見ることもないロレックスのホームページを見てみると、なんと公式ホームページにも認定中古の情報が掲載されています!

どんどん情報に疎くなる・・・

ロレックス公式ページはこちら→https://www.rolex.com/ja/buying-a-rolex/rolex-certified-pre-owned.html

画像は公式ページより引用

認定中古品を扱う店舗には”ROLEX CERTIFIED PRE-OWNED(ロレックス公式認定) ”というプレートが掲げられ、且つその商品には”ROLEX CERTIFIED PRE-OWNED(ロレックス公式認定) ”と書かれたこの白いタグが付けられるそうです。

ロレックス正規認定中古の保証は?

そしてロレックスで扱う認定中古時計にはこの白いギャランティーカードが付き、2年間のメーカー保証が付帯されます

ロレックス正規認定中古の付属品は?

ボックスは付属せず専用ポーチ(修理後のグリーンのポーチでしょうか)、アフターサービスと保証に関する冊子とマニュアルが付くようです。

秘密保持という点では完璧すぎるというくらい完璧なロレックス、粛々と準備は進められていたんでしょう。

認定中古の取扱店は?

下記にも示しますが、現状解る限りですがブッヘラーの公式サイト内で取り扱いが確認できております。

またロレックスのオフィシャルサイトでもより詳しい情報が掲載されていましたので引用します。

出典:https://newsroom.rolex.com/about-rolex/rolex-certified-pre-owned-programme

このリリースに有る通り2022年12月初旬より、まずはヨーロッパのスイス、オーストリア、ドイツ、フランス、デンマーク、イギリスの6か国のブティックで取り扱いが開始されるようです。

その後、2023年春頃よりプログラムに参加する事を選択したお店のみ、2023年春以降に取り扱いを開始する事になるようですね。

3年以上経過した時計と明記されているので、新品として正規店で販売されてから3年を経過した個体のみ取り扱うという事になるのでしょうか?

気になる販売価格相場は?

また既に有名時計宝飾店であるブッヘラーの公式ホームページにも商品が幾つも掲載されており、先んじて取り扱いがスタートしているようです。

この辺はさすがブッヘラーです!

ブッヘラーの認定中古取り扱いページはこちら→https://www.bucherer.com/rolex-certified-pre-owned/watches?srule=novelties&start=0&sz=62

ブッヘラーのホームページには既にかなりの本数の認定中古が掲載されていたので、さっそく相場を見てみました。

 

例えばこちらの116710BLNR→https://www.bucherer.com/rolex-certified-pre-owned/watches/gmt-master-ii/1365-532-2.html

販売当時の国際保証書が付属し21,000スイスフランで出品されています。

ブログ執筆時の為替(1スイスフラン=約144円)で日本円に換算すると約3,024,000円です。

現在の日本の相場だと200万円台前半から半ば程度が大体の目安です。

 

次に116710LN→https://www.bucherer.com/rolex-certified-pre-owned/watches/gmt-master-ii/1365-109-1.html

17,000スイスフランですから2,448,000円、日本の中古市場だと~200万円程度までが目安です。

 

少し高めの価格設定の様に感じますが、ヨーロッパの国々にはVAT(付加価値税)というものがあり約15%前後ですから、付加価値税を差し引けばおおよそ日本の相場よりも少し高いくらいの価格といったところですかね?

 

なお、同じ型番であれば同じ価格で値付けされているので、私たちの様にシリアルはG番?ランダム?、紙ギャラかカードギャラか、ルーレット有りかルーレット無しかなどは関係なく、解りやすく同じ型番なら同じ価格での設定という手法の様です。

認定中古の調達方法とかは?

では、いったいどの様な形でユーズドの時計を扱っていくのでしょう?

買い取るの?委託のみ?

どの店舗で行うの?正規販売店全店舗?限られた一部の店舗?

店舗で買い取るとすると真贋はどう判断するの?

販売価格は?世界的に同じくらい?それとも国によって違う?

定価のある現行モデルは扱うの?扱うならプレ値?

 

まだ情報は乏しく、これらをどうして行くのかという疑問に思う点がたくさんあります。

日本国内で中古の商品を買い取るのも販売するのも古物商免許が必要となりますし、全ての店舗でとなるとハードルは高そうなので一部に限られる事になるでしょうね。

その辺の方向性ややり方は既に決めてあるんでしょうね。

先に述べた通りロレックスの公式サイト内のニュース記事では、3年以上経過した時計をあるので現行モデルも取り扱う可能性がありそうですね。となると定価より安い?高い?どちらになるのでしょうか。

 

またサブマリーナーの5513や1680、デイトナの6263や6265、デイトジャストの1601などいわゆるアンティークやヴィンテージといったモデルはメーカーでの修理はほぼNGなのですが、こういったモデルの取り扱いはどうするのでしょうか。

もしメンテナンスを施し取り扱いをするとなった場合、文字盤や夜光やブレスレットなど販売されていた当時のディテールを維持している方がより価値が高いとされるこれらのモデルは、2年のブランド保証を適用するために交換されてしまうのでしょうか?

その他のブランドの状況は?

これまで正規輸入元が手掛ける認定中古と言えば、最初はフランクミュラーの代理店であるワールド通商さんが開始し、その後にリシャールミルを扱う東邦時計さんが展開したNX ONEさん、そしてブライトリングといったところでしょうか

そして何と何とカルティエも中古品の取り扱いをスタートするそうですね。

というか同ブランドで働く知人に確認したところ、これも本当で以前のモデルが中心となる様ですがメンテナンスを施し”トラディション”という名目で既に再販を行っているようです。

準備や環境さえ整えば同じリシュモングループとして、IWCやジャガー・ルクルト・ヴァシュロンコンスタン・ランゲ&ゾーネなどのブランドもスタートする事になるのではないでしょうか。

これらのブランドの状況次第では、認定中古なるものをスタートする他のグループやブランドが増えていきそうですね。

今後の中古市場は?

どういった展開をされていくのかが全く解らないので、今はまだ情報が多く出てくるまで様子見といったところでしょうか。

販売価格は同程度か少し高いといった設定だと思いますが、買取価格という点で言えば我々の様な業界の方が高いのでは!?という気がしますね。

 

世界的にSDGSという言葉が広まり、リサイクル業界に注目が集まっている昨今ですから、各ブランドが中古市場に進出するのも十分に理解できます。

あれだけ毛嫌いしてたのに。。。という思いはありますが💦

『僕は正規店でしか買わないから売ったりしないよ』という方は日本にも多くいらっしゃいます

懇意にしている外商やブランドの担当者から、お買取りの提案などがあればタンスやクローゼットや貸金庫に眠っている時計が市場に出てくる可能性が広がっていきそうですね。

少しだけ脅威には感じていますが、時計や宝石がもっと市場に出てきて活性化するのでは!?という点では、ブランド本体が進出してくるというのは大歓迎ですね。

これからの動向を注視していきましょう!

 

それにしても銀座の某店さんの情報は早い😅

私が家に着き夕飯を食べまったりしているころにはこの情報がアップされてたとは・・・

感服です!

それでは倉本がお届けしました

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