こんにちは。中野ブロードウェイの時計店「れんず」です。
来たる9/10(土)は中秋の名月、いわゆる「月見団子を食べる日」です。
すっかり秋の風物詩となった月見バーガーもいいですね。早速お腹が空いてきました。
今年の中秋の名月は満月ですが、実は毎回満月とは限らないそうです。今年はラッキーだったようですね。やったー!
天気がどうなるかはわかりませんが、折角の満月です。お月見できるといいですね!
月と機械式時計
さて、「月といえば」で始まる時計の話となると、やはりオメガを連想する方が多いと思います。
「有人宇宙ミッションに適した時計を」という要望を受け、オメガを含めた複数のメーカーがNASAに見積もりを提案。
NASAはまるでかぐや姫のようにハードルの高い項目のテストを各メーカーに提示しました。
そして見事、オメガの時計だけが公式認定を受け、人類と共に宇宙への旅に同行することとなったのです。素敵ですね。
そうしてムーンウォッチの名を得たオメガのスピードマスターは、今日も愛され続けています。
参考
https://www.omegawatches.jp/planet-omega/space/our-space-legacy
https://history.nasa.gov/alsj/omega.html
さてさて、時計×月といえばもうひとつ。
ムーンフェイズのお話もしましょう。
ムーンフェイズ
文字盤の中に現れる小さな夜空。これは「その日どんな月が見えるか」を表したものです。
毎日少しずつ満ち欠けしていく月を表現するその技術は、世界7大複雑機構のひとつと言われているほど、複雑で難しいものだそうです。
格好良いですね、世界7大複雑機構。7つ揃ったらとんでもないことになりそうです!
ブレゲやジャガールクルト、ロンジンなど、ムーンフェイズが搭載されている時計を出しているブランドはいくつもあります。
リアルなものからつるんとしたイラストチックなものまで個体によって様々。
どれだけ曇っていても時計なら毎日お月見できますね。お団子食べ放題です。
ムーンフェイス?
ムーンフェイズはしばしば「ムーンフェイス」と間違われることがあります。似てますもんね。
基本的には先ほど見ていただいたような月が多いのですが、遊び心からかこれも芸術の一端か、このようにフェイスがあることも。
名前を付けて可愛がってもいいんじゃないでしょうか。
Twitterなどで推しぬいとの旅行写真をアップする行為と、マイ時計を着けた写真をアップする行為のちょうど間、いいとこ取りができそうです。
良い顔してますね。
ちなみにこちらはブランパンのムーンフェイズ。
余談というより個人的な話なのですが、私以前まで「ブランパン」のことを白い兎を意味する言葉だと思ってたんですよね。(ブラン=白、ラパン=兎なので!)
不思議の国のアリスで登場する白兎も時計を持って駆けていくシーンが印象的ですし、素敵なところから名前を持ってくるなあと思っていたんです。
ブランパンさんが作ったブランドだったんですね。真実は意外とすっきりシンプルなものです。
時計の起源は太陽の影から。
そう考えると、太陽の影によって表情を変える月も、時計のようなものかも?
やや論理が宇宙へ飛んでいきそうなので、今回はこのあたりで失礼します。
またお会いしましょう。良い夜をお過ごしください。
この記事を書いた人→NY