つい先日入荷してきたパネライのダイヤモンドコレクション
ルミノール マリーナ ダイヤモンドコレクション 世界限定10本
ダイヤモンドコレクションと言えばと、パネライブームだった時にはどのモデルもとてつもない価格を付けており、世界的に人気が高かったコレクションです
国際保証書の付属が無かったため、リシュモンジャパンさんでオーバーホールをしてみたところ
見た目で言えばPAM00031のはずなんですが、修理明細書に書かれていた型番はPAMC0031との事
パネライが好きな方も、少しだけご存知の方もこの型番を見て不思議に思うかもしれませんが
通常のパネライの型番はPAM00090やPAM00351など、いわゆる”パム”と呼ぶようにPAMで始まるのですが、このモデルはPAMの後にCが付くのです
そこで調べてみたところ、昔パネライが解らない時によくお世話になったこちらのPanerai Carpediem @ひろし(hiro)さんのブログに行きつきました
ブログによるとPAMCで始まる型番はSIHHなどの新作で発表された後にサンプル品として製造されたモデルに割り振られる型番だそうです
BBから始まるシリアルナンバーの刻印はされるものの、製造年代が特定できるとされるAやGなどのシリアルナンバーは通常は無いようです
新作として発表され未だ製品として流通される前に、世界中のブティックなどで顧客にお見せし受注を取るためのサンプル品とも言われているそうですね
どうしても気になったので、パネライファンの方には優しいブティックに問合せしてみたところ
「PAMの後にCが入るものは、仰られる通りサンプルとして作られたモデルになるんですよ」という回答を頂きました
モヤモヤとした気持ちが少しスッキリしました!
ただ前述にあるように本来であればAやGなどのシリアルナンバーは刻印されることは無いようですが、今回入荷したお品にはこの写真の様にH○○/10という刻印が施されているのです
そこでブティックの方に「アルファベットが刻印されていて、その後に○○/10って書かれているんですが、そういうのもあるんですか?」と聞いてみると
「PAMCで始まるお品は基本的に1本しか作る事は無いので、○○/○○といった刻印がされる事は無く、これまでに聞いたことが無いんですが…」というお答えでした💦
モヤモヤが晴れたと思いましたが、ここでまた一段とモヤモヤが・・・
通称:巻物とも呼ばれる限定証も付属ししっかりと限定数10本と書かれているんです
PAMCから始まるモデルですが、複数本製造されているんです
写真にある通りこのモデルのシリアルナンバーはHから始まるので製造年は2005年になります
見た目はほぼ同じでルミノールの打やモンドコレクションとして最初のモデルでもあるPAM00031は、このPAMC0031の少し前に40本限定として発表されたモデルです
今回入荷したお品の方がPAM00031より後のモデルとなるため、もしかしたら後年にどなたかが特別にオーダーしたもの?などの推察しかできません
昨日からたった今まで色々と調べてみても非常に情報が乏しい。。。乏しいというか全くと言って出てきません
昨日検索していたときは、たった一件だけPAMC00031を掲載しているスペイン語のホームページを見つけたのですが、履歴を追ってみてもどうしてもそのお店に行け付けません
もう本当に謎が深まるばかりで、どうにも頭の中も胸もモヤモヤが晴れないです…
とても悔しいので、時間がある時にこのモデルについて調べていってみようと思います。
それではどうにも上手く締める事が出来ない倉本のブログでした