皆さん、こんにちは!社員Oです!
前回はカルティエでしたが、今回は「自分にご褒美!初めて買うならこんな時計!〜ロンジン編〜」というテーマでロンジンをご紹介させて頂きます( ´∀`)
ロンジン は名門揃いのスウォッチグループ内でも、コストパフォーマンスに優れたブランドです。ボーナスや1ヶ月分の給料で十分買える価格でありながら、精度も良くデザインも洗練されています。このあたりはスウォッチグループ自体の戦略もあると思いますが、グループの創設者であるニコラス・G・ハイエックの深い思惑もあるのでは…と私は考えています。
それではロンジン というブランドをご紹介して行きましょう。
ロンジンは1832年に誕生し、現存する時計メーカーの中でも特に古い歴史を持ち、これまで人類史に残る様々な記録、歴史の節目に活躍した名門です。
1923年から「国際航空連盟」と「米航空協会」のオフィシャルウオッチになっており、世界各地で行われていた飛行記録の公式計時を担当していました。
この頃の飛行機は第一次世界大戦で大きく発展、信頼性も向上していました。戦後は飛行機による本格的な輸送が開始され、上流階級が旅客機として使用されたり、郵便運送に用いられていました。
航空産業が盛り上がりを見せる中、1927年にチャールズ・リンドバーグ氏が単独で大西洋無着陸横断飛行を成功させました。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/チャールズ・リンドバーグ
前人未到のチャレンジを成功させたリンドバーグですが、機内に持ち込んだ計器や時計は実は他社の物でした。しかし、彼はその使い勝手に強い不満を持っていたそうです。
当時の飛行機は燃費の問題もあり、あまり長距離飛行に向いていませんでした。
飛行中に方向を確認する際も、事前に地図に書き込んだチェックポイントを結ぶ「推測航法」が主流。
しかし計器で移動距離と風向きを計測し、コンパスで方向を定めるこの航法は目印が無い大西洋上を航行するには向いていません。
この先、大陸間を飛ぶ長距離飛行が実現すると考えたリンドバーグはまったく新しいパイロットウオッチのアイディアを「国際航空連盟」に提案しました。
この提案に納得した連盟関係者は、既に連盟との関係があったロンジンとリンドバーグを結びつけたそうです。
その後、両者は時計開発で協力関係を築きます。
こうして生まれのが、天体の位置を示すアワー アングルを計算するための目盛りを持つ「アワー アングル ウオッチ」です!!
出典:https://www.longines.com/jp/watches/heritage-collection/l2-678-4-11-0
パッと見ると、ちょっと変わった時計にしか見えませんが…。
パイロットの標準時間であるGMTと平均太陽時、ベゼルとダイヤル上の目盛りを組み合わせて経度を知り、飛行機内に搭載する六分儀で太陽に位置を計測して緯度を割り出せば現在地を把握できるようになります。
パイロットにとっては現在位置を見失うことが何よりも危険です(;ω;)
特に目標物のない大洋上では自分がどこを飛行しているか把握しなければ、大きなミスに繋がり燃料不足で墜落、すなわち死と直結します。
その為、この機構は当時は非常に画期的であり、1931年の発売時からパイロットのための時計として大きく話題となりました。
航空時計として理想的な機能性を考案、そのアイデアをロンジンが見事に具現化させることに成功させたのです。
1932年には「空の女王」と呼ばれた米国人女性パイロット、アメリア・イヤハートが実際にロンジン製アワー アングル ウオッチを装着して大西洋無着陸単独横断飛行を成功させました。
この成功はパイオニアたちをサポートすることを重要な使命と捉えていたロンジンにとって、非常に大きな意味を持ちました。
ロンジンは今も様々なスポーツ団体やイベントとパートナーシップを結んでいます。
国際体操連盟(FIG)が主催する全体操競技および新体操の公式計時に指定されていたり、最近ではジャパンカップのサポートを務める他、馬術競技とも強い繋がりを持っています。
当店では人気のあるマスターコレクションや、スポーツモデルのヘリテージ、ハイドロコンクエストと言ったコレクションを中心に取り揃えておりますが、レトログラードやアヴィエーションウォッチなど個性的なモデルもご用意しております。
出典:https://www.longines.com/jp/universe/ambassadors/simon-baker
2005年に発表されたマスターコレクションは、ロンジンの技術が結集したシリーズですので多機能なモデルも数多くラインアップされています。
ロンジンエレガンスアンバサダーであり、海外ドラマ「メンタリスト」パトリック・ジェーン役で有名なサイモン・ベイカー氏が同社広告で着用しているシンプルなマスターコレクションも格好いいです。ドラマ自体も面白いので、機会があれば是非見て下さい。
マスターコレクションのオススメモデルをご紹介致します!
こちらはロンジン マスターコレクション クロノグラフ トリプルカレンダー ムーンフェイズ L2.773.4.92.0です。
ムーブメントには汎用ETAムーブをベースに改良が加えられたcal.L687が採用されています。
パワーリザーブは一般的なモデルより少し長い54時間で作られており、実用性も抜群です。
9時位置にスモールセコンドと24時間計、日付表示と6時位置にムーンフェイズを搭載しています。
青文字盤と同系色のアリゲーターストラップがとてもオシャレで、モチベーションを上げてくれる逸品です。
ロンジン マスターコレクション L2.793.8.78.3です。
日本人の肌色に馴染みやすいピンクゴールド素材を使用しています。
金無垢ですよ!
ロンジン専用の自動巻きムーブメント、キャリバーL888.3を搭載。毎時2万5200振動、パワーリザーブ64時間、デイト表示といった実用的な機能を備えています。
こちらはロンジン 1832 L4.826.4.92.2です。
1832年はロンジンの創業年です。6時位置のムーンフェイズと日付表示が、エレガンスを演出しています。
シックな文字盤は着用者を選びません。
マスターコレクションには個性的なモデルもございます。
ロンジン マスターコレクション レトログラード ムーンフェイズ L2.739.4.71.3
44mmケース内には2タイムゾーンGMT機能に加え、レトログラード式の日付、曜日、スモールセコンド、さらにムーンフェイズ機能を備えた複雑機構が詰まっています。
ムーブメントはCal.L707を搭載しパワーリザーブは約48時間です。
この複雑機構でこの価格は驚異的です。
個性的な時計を求める方にオススメです!
次にスポーティーなハイドロコンクエストシリーズをご紹介します。
2018年に既存モデルからデザインや形状などがアップデートされ、セラミックベゼルも搭載された人気モデルハイドロコンクエストですが、こちらも大変人気があります。
出典:https://www.longines.com/jp/universe/ambassadors/mikaela-shiffrin?gclid=CjwKCAjwx9_4BRAHEiwApAt0ztaL01MXIdRkfTrZ-P_rrk6_KfcbWCnsYlRJGMjVcn0nt7o5re3TnhoCbqkQAvD_BwE
青いハイドロコンクエストがよく似合っている、こちらの女性はロンジンアンバサダーであるアメリカ人アルペンスキー選手、ミカエラ・フリンさんです。彼女は世界トップの女性スキーヤーとして非常に有名です。
出典:https://www.longines.com/jp/universe/news/japan-limited-hydro-kohei-watch
そういえば、昨年2019年にはロンジンエレガンスアンバサダーである内村航平選手のサインやシリアルナンバーが刻印された限定モデル「Kohei Watch」も販売されましたね。
同じ時期に発売されたブラックセラミックモデルは無骨で野性味がありますので、お好きな方には堪らないデザインだと思います!
ハイドロコンクエストには様々な色、ケースサイズにも微妙な違いがあり(当店なら日本未発売モデルもありますよ)、ストラップもステンレスやラバーなどバリエーション豊かです。
他メーカーのダイバーズと比較してもお求めやすい価格ですし、メインの時計にプラスして休日用の一本に相応しいのではないでしょうか。
それでは社員0オススメのハイドロコンクエストをご紹介致しますので、是非ご覧下さい。
ロンジン ハイドロコンクエスト L3.782.4.06.6
このハイドロコンクエストはいかがですか?絶妙なミリタリー感が漂うカーキ色、セラミックベゼルの光沢感と文字盤の色彩が綺麗です。
そういえば風水の本によると「木」の性質を持つ緑色には、人の成長を支える効果があるそうですよ。
グレーは使いやすい中間色なので主張し過ぎず、どんな色とも程良く調和してくれます。
余談ですが、個人的にオーデマピゲのロイヤルオークもグレー色が一番渋くてカッコいいと思っています。
大人っぽく控えめに個性を出したい方にオススメですよ。
ロンジンにはヘリテージシリーズという、クラシック感溢れるラインが存在します。
ヘリテージシリーズで一番有名なモデルは冒頭に紹介させて頂いた、リンドバーグ アワーアングル ウォッチでしょう。
(余談ですが、各社のヘリテージ・クラシックという名の付く時計について、次回ブログにまとめようと思います。気になる方、しばしお待ちを!!)
ロンジン ヘリテージ アヴィゲーション ビッグアイ L2.816.4.53.2
このモデルは1971年のパイロットウォッチの復刻盤になります。3時位置の大きい30分計からビッグアイと名付けられました。
文字盤には立体的なアラビア数字のアプライドインデックスが配され、サンディ針と呼ばれる長短針と同様のスーパールミノバ夜光が塗布されています。これによって暗闇においても時刻の判読が可能です。
ちなみにアラビア数字と長針・短針の夜光塗布量は細かく調整されており、控えめに発光する数字を明るく光る長針・短針が指し示すようになっています。
文字盤自体は光の反射を抑えるマットブラックですので、徹底して視認性を重視していることが解りますね。
ダイバーズウォッチにも魅力あるヘリテージ が存在します。
ロンジン のダイバーズはメッシュベルトが多いです。
キメの細かい帯状のパーツを絡み合わせて作られ、加工が難しいために一時は廃れていました。しかし、装着感に優れる点が見直されたり、そのクラシカルな見た目も好まれ、近年人気が復活しつつあります。
かく言う私、社員0もメッシュベルトは大好きです。意外とドレス・カジュアルどちらのコーディネートにも合いますし、スポーティなダイバーズモデルやクロノグラフモデルを上品な雰囲気で中和してくれる効果もあるような気がします。
ロンジン ヘリテージ スキンダイバー L2.822.4.56.6
ロンジンのダイバーズウォッチにはアウター式回転ベゼルのスキンダイバーと、インナーベゼル式のレジェンドダイバー、クロノグラフ機能が備わるヘリテージ ダイバー1967があります。
どのモデルも50〜60年代のモデルをモチーフとしています。
こちらのスキンダイバーのオリジナルモデルは12気圧でした。
復刻版の当モデルは最新の外装技術の恩恵もあり、30気圧に強化され、パワーリザーブも約64時間へアップデートされています。
以上、ロンジンの歴史と共に魅力的なコレクションをご紹介させて頂きました。
機械式時計初心者の方から長年の愛好者の方まで、幅広い層を満足させる時計の数々はさすがの老舗、名門と言ったところでしょうか。
どれか気になるモデルはありましたか?
時計の画像をクリックして頂くと商品ページに飛びますので、よろしければ是非チェックしてみて下さい!